運転免許証や健康保険証、パスポートなどの本人確認書類は紛失したり、落としてしまうと悪用される危険性があります。落ちているのを見つけた方が交番に届けてくれる良心的な方であれば何事もなく手元に戻ってきますが、身分証明書を悪用しようとする人に拾われてしまうとどんでもないトラブルに巻き込まれる可能性があります。運転免許証やパスポートは本人の顔写真があるため、すぐに悪用するのは難しいですが、健康保険証は顔写真がないため比較的簡単に悪用しやすく、拾った健康保険証でもお金を借りることができます。健康保険証の持ち主に請求がいくことから、身に覚えのない請求書に驚いてしまいます。紛失した健康保険証を無断使用された場合は、保険証の持ち主が借金をしたわけではないため、請求書が届いたとしても支払う義務はありません。しかし、支払う義務がないからといって放置していると、無断使用されることを暗黙で了解したと認識され、返済義務が発生する可能性があるので注意が必要です。健康保険証を紛失したことに気がついたらできるだけ早く警察に遺失届を提出し、再交付手続きを行うことです。また、信用情報機関に健康保険証を紛失した旨を伝え、登録してもらいます。これらの手続きを行っておけば、仮に無断使用されて請求書が届いたとしても内容証明郵便で返済義務がないことを証明できます。手続き方法を知っておくともしものときでも焦ることなく、的確な対処ができます。運転免許証や健康保険証などの身分証明書は大切なものというのは分かりますが、悪用されるとどうなってしまうのか、もしものときの対処はどうするのかまでは知らない人もいます。日本は治安がよく、財布を落としても戻ってくることが多い国として世界では有名ですが、そうはならないケースもあります。普段から持ち物管理を徹底することはもちろんのこと、健康保険証はむやみやたらに持ち歩かないほうがよいでしょう。

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