大学生が受給する奨学金は返済が要らない給付奨学金を除いて、日本学生支援機構からの第一種奨学金か若しくは第二種奨学金がメインとなっています。無論、大学独自の制度や上京する学生向けに各都道府県が行っている支援奨学金等もありますが、受給できる人数が日本学生支援機構と比べてはるかに少ないため、割愛します。まず、第一種奨学金についてお話します。こちらは最大月額64000円の貸与が可能となっており、大学卒業後に月額16000円を16年かけて返済する形を取っています。しかも、卒業後も無利子となっている為、ゆっくりと返していけます。他のローンを組む必要が無ければ、繰り上げ返済をする必要もないでしょう。次に、第二種奨学金についてお話します。こちらは最大月額36000円の貸与が可能となっており、大学卒業後に第一種奨学金と同様にして返済する形が取られています。ただ、利息が掛かってしまいますので、民間の教育ローンと比較検討が必要でしょう。大体3%程度と考えておけばよいと思います。さて、第一種奨学金と第二種奨学金を4年間併用した場合の返済総額はいくらかご存知でしょうか。第一種のみですと約300万円、二種と併用となりますと500万円となります。昨今世間一般で奨学金による破産が増えているという記事は主にこの500万円の借り入れをされた方が多いです。踏み倒せるという方もいるようですが、奨学金はれっきとした借金であり、返済が滞ると、日本学生支援機構は民間の債権回収代行業者に債権を移してしまいます。こうして債権が移ってしまうと、消費者金融と同じく返済依頼の電話がご家庭や連帯保証人のところにいく事となります。しかし、奨学金について他の借金と違う事が一つあります。それは返済猶予の申請や一回の支払い額の減額申請が出来るという事です。無論、それまで延滞や滞納をしていない事や2,3の書類が必要とはなりますが、消費者金融で借りた本人や弁護士が交渉するのと比べれば、書類を揃えて郵送するだけという、非常に敷居が低く、コストも掛からないのが特徴です。こういった点から、奨学金は教育ローンに比べて利用率が高いといわれています。

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